謹啓 今般、筆者思うところがありまして表記「四国時報」の発行に至りました。つきましては発行の趣旨等の御報告を謹んで申し上げる次第でございます。
現下の社会情勢の中での地域における諸問題や多くの疑問や不条理などが日常茶飯事に起きておりますが、大手マスコミ新聞が取り上げない身近な出来事、その地域の特権一部の人達による利権や行政のあり方、実態の検証を現在、その公職の任に付いておられる議員諸氏の功績、実績あるいは問題点などの分析や評価について陰でヒソヒソと話さずに、庶民目線で堂々と当事者に直接質問させていただいて回答や説明、釈明を求めさせていただきます。
そのことで個人の無力、個人の限界を文章記事で主張して、今まで「泣き寝入り」とか「憤慨」しつつも手段、方法が無く悔しい思いを抱いていた庶民が、これまではどうせ他人事として見過ごしていた問題を当紙が告発や投書等を受けて、これらの事案を「至公至平」を大原則にかつ「是々非々」に徹した報道に致します。
この方法で一般庶民の意見や主張が出来る。つまり、この「四国時報」紙は一般庶民の皆様お一人お一人が自分の新聞としてご活用頂きたいのです。
あなたが主役!
此度このような決意に至りましたのは、今日まで半世紀約50年余に渡って、多くのお客様やご縁があった方々への御恩返しをと熟慮しておりました結果、筆者のような非力な一個人でも可能な事としてでございます。当然、、社会生活においては、それぞれ多種多様な出来事が起きてまいります。そんな時、個人の無力さを我が身をもって体験して強く感じました。でも現実には多くの疑問や不条理等を日常茶飯事的に見聞いたします。ただこれらの陰口、悪口を陰で個々に話しても当の相手には届きません。どのような噂話でも堂々と文章記事で世間に問い掛けたり提起して、ズバリ当事者にお尋ねすることが必要ではないでしょうか。多数決という民主主義の大原則も場合によっては、時の権力者への「へつらい」とか利害関係によって異論異議があっても、正面切って反論出来ない一般庶民でも多数決の横暴、押し付けなどご自身の納得できない事を本紙面で述べてみませんか。
人生は一度!
今、この時間に正に、あなた自身がそこに生きて存在しているという証を示して下さい。あなたが主役なのです。筆者が、そのお手伝いといえば、おこがましいのですが、させて頂きたいのです。
さて筆者、顧みますれば数え年なら「古希」を迎えることが出来ました。二十歳より家業を継ぎ、多くの方々のご厚情ご支援への御恩の一手段と申し述べてまいりましたが、現下、国政、県政、市町村政等を公職選挙で選出された議員の皆様のご尽力によって今日の現状がございます。
実績評価!
この方々は筆者の知る限り、ご自身が立候補され、選挙有権者に対して、それぞれ全員の方が、どうぞ「私にその任を(職)を与えて下さい」と懇願されて選出された方々だと承知しております。今までは筆者も多くの庶民の皆様も無関心でしたが、当選後のご活躍の様子や実績がいま一つ見えません。
当紙の報道内容の柱に、この選出後の皆様方の日頃の公職への従事の実態など、庶民目線から見てのお尋ねや確認やお礼などを本紙面において連続して掲載させていただいて、広く庶民にお知らせしてまいります。
憚りながら!
当然、お尋ね事項等及びお尋ね先氏名は、特に公職者の方々には実名を記して各々の対応につきましても詳細に報道してまいります。各々皆様方におかれましては、公職の任にある立場での真摯なご対応をお願い申しあげます。
又、当紙は各種団体、組合、協会の活動や国防、防災、治安、人権、教育、福祉、環境他全般への取材もさせて頂きます。当紙、筆者が目指す報道の方針は、先行の他紙とは異なる姿勢で、特定企業や組織長の動静行事など、ある種のお追従的記事とか、又マッチポンプ方式的な報道は行いません。あくまでも一般庶民が抱く疑念、不納得を広告料目当てでは報道し得ないような事柄を取り上げます。
ついに実現!
筆者この構想は、筆者が20才代の頃、縁あって四国中央市三島に「今治新聞」の発行人、故石川玄一翁にご縁があって取材に同行したり、その姿勢に強烈に感銘と尊敬の念を抱いたのが始まりです。今は亡き石川翁は何者をも恐れぬ取材報道姿勢でした。大企業であれ何様であっても臆することなく庶民の味方に徹されるありし日の石川翁からの薫陶を筆者の余生をかけて実践する決意です。
もったいない!
この種の発行を不徳の筆者が行うことで、仮に気に障る報道をされた側とか、読者の皆様方それぞれ考え方、支持、批判、反論、主張、理解度が異なります。
大いにご批判や抗議、ご意見を頂くことは大歓迎であります。無関心や無視は「もったいない」と思います。なにせ、初めての試みですので読者の方々にはお目だるい点、多々あると存じますが、時の経過と学習により、充実した内容になるよう努力致しますので、どうかご自分のご意見を主張出来る当紙に、積極的にご賛同、ご支援賜りますよう心からお願い申し上げ、発行のご挨拶とさせていただきます。
尚、筆者、非力にて本誌の配布部数に限りがあります。つきましては本紙入手の方はお友達や知友人の皆様に広くご回覧ご吹聴いただければ幸甚に存じます。
恐惶謹言
平成23年11月吉日 木下 俊明
追記 申し遅れましたが、今般筆者の決断前及び、決断後、格別の激励とご支援を賜りました多くのご賛同諸賢様に心からのお礼を申し上げます。
四国時報 創刊号(平成23年11月3日)「ご挨拶」より